顎関節症の症状
- あごが痛む
- 口が大きく開けられない(開口障害)
- あごを動かすと音がする(関節雑音)
- 咬み合わせに違和感がある
- 口を完全に閉じることが出来ない
というのが主な症状です。
一生の間、二人に一人は経験すると言われているほど多くの方が症状にかかっています。
顎関節の場合、耳のすぐ隣にあるために「音が気になる」という人がいます。しかしこの音を消すためには手術が必要になることから、世界的には「音だけであるなら手術すべきではなく、治療する必要はない」とされています。ですから顎関節症の症状が始まったとしても、痛みや口の開けにくさが一時的だったとか、音だけで他の症状がなければ治療の必要はないかもしれません。ちなみに、音だけであれば最低でも人口の20% 近くの人は顎関節の音を持つとされています。
医療機関に来院される患者さんでは女性が多く、年齢は10 歳代後半から増加しますが、20~30 歳代で最大になり、その後は年齢が増えるとともに来院する患者さんは減少します。